被動と能動
久しく催眠に関しての考えを纏めておりませんでした。
今回は「催眠に入った後の状態」という事を考えてみます。
(個人的な考えですので、あくまで一意見としてお聞き下さい。)
催眠状態、というのは外側から与えられる刺激(声や合図)
に対して反応するようになります。
反応して、深化や温感が発現していきます。
あまり良い言葉が見つかりませんが、「被る」状態、なわけです。
その為、催眠は基本的に「声、暗示を受け入れてもらう」のだと思っています。
更なる深化のためには他のアプローチも必要なのではないかと思います。
その一つが、能動、といいますか。
自分で催眠に入っている状態を実感してもらうのが大切なのかもしれません。
ある程度、深く入って頂ければ、感覚を外に表現してもらうこともできます。
例えば、落ちる感じを表現してみたり、声を出してもらったり、ですね。
対面催眠では、感覚や感情を言った現象を施術者側が見ることが出来ます。
自分が、催眠にかかっている、という反応を相手が見ている、というか。
それを自分で表現している、といいますか。
そう言った環境も、催眠に深く入るのに大いに寄与していると思います。
催眠音声では「安眠快楽」、が一番初めだったのでしょうか。
イマイチ、黎明期の作品情報を纏めきれてない所がありますが、
声を出す、という催眠音声はあまり数としては多くないのです。
ftnr×kuroko.さんの「moderato」も確か、声に出す、という事をしていたと思います。
最近公開された、「ちちのひ2016」も、声を出す部分がありますね。
何にせよ、自分が催眠に入る感覚、を出すというのは
良いのアプローチに成るのではないでしょうか。
非常に短いですが、少しずつ、思ったことは纏めるのが大切なのです。
少しでもお役に立てれば幸いです。