簡易防音室導入しました
さて、先日防音室を導入したのですが
その経緯、導入の手順等を記録しておきたいと思います。
僕が使っているのは[コンデンサマイク_C214/AKG]と言うものでして
ドラムの金物系の音を拾うのに使われています。
音圧にもある程度耐えられて、優秀なマイク君です。
ただ、繊細な音を拾いやすく、高音ノイズ、ホワイトノイズ等が乗りやすいのです。
収録についてはノイズが乗るほどよろしくないです。
ダイナミックマイクを使う手も有るのですが、それでは繊細な音が、
吐息感が拾えないかなぁと思ってC214君を使っています。
さて、では外部からのノイズを減らす事が必要なのですが
ノイズを除去しようとすると、なかなか大変です。
無料で有名なのは、ReaFirが出している、ノイズリダクションです。
コレを使うと、結構いい感じノイズが消せます。
しかし概して、ノイズリダクションを掛けた後は、声の広がりがなくなります。
これはあまり良くないのです。
他に有料ソフト(Adobe audition, Z-noise)がありますが...
(
他にも、ぼかし方はいくつかあります。
1つ目はリバーブ。→ノイズの感じがいい感じになります。
2つ目はルームモジュレータ→ノイズがいい感じになります。
)
そもそものインプットが大切です。
僕の場合はマイクプリもなく、オーディオインターフェイスもそこそこのものなので、投資できて、ある程度持つのは、防音室ではないか。となりました。
防音室の構成には以下を利用しました。
ホームセンター ヤマユウ GCボード 18000位 (吸音材)
日東紡 J-700 8000位 (遮音シート)
ベニヤ板 4マイで 4000位
ボンドテープ 3000位
ステープラ 1500位
計 ~38000位
大体こんなもんなもんで、出来ます。
僕が一番混乱したのは、吸音材の性能です。
吸音材は、大体グラスウール製です。
グラスウールなんでもいい、というわけではありません。
その密度が吸音性能に値します。
ここで
既製品のVery-Qを見てみましょう。
Very-Qは64kg/m3です。どうやら建築系では
これを64Kと表記するようです。
一方、僕の買ったものは32Kで、半分です。
(これ、GCボードのサイトに書いてある重さから計算すると100Kぐらい超えてるんですけど、不思議なものですね)
なので、既製品よりも性能は下がります。
しかし価格としては、Very-Qは全部買ったとして、11万は下りません。
予算と部屋内の騒音レベルを考慮した結果、DIYに決定しました。
ただ、密閉性と遮音性、防音性は、既製品よりはどうしても...という点ですね。
おやすみぽんぽん以降は、この防音室の中で録音しています。
前よりも声の感じは良くなっている、と思います。
ノイズが少ない分、編集が楽になりました...
後は僕の発声等が鍵になってきますね。
今後、導入する機材としては
マイクプリアンプとハンディレコーダーを検討しています。
バイノーラルの録音はホワイトノイズとの戦いになりがちなので
今後は、防音室の中で取ることによってその手間を軽減できれば
と考えています。
簡単ですが、以上で報告を終わります。
超簡易DIY防音室導入を考えている方のお役に立てれば、と思います。