まどろみと夢の間

通話催眠の特徴

催眠音声の特徴について、書きましたので

今度は通話催眠の特徴について、文字に起こしたいと思います。

 

ただ、催眠をもっと楽しみたい、と思える方が一人でも増えること

また、催眠を楽しんでいる皆様にとって、何か有益な情報になれば幸いです。

 

(私が個人として考えていることだという事をご承知下さい。)

 

通話催眠は催眠音声と大きく赴きを異にしています。

前回、催眠音声の特徴として表した

スクリプト」、「音響」、「関心」の3点に加えて、「信頼」も一緒に考えていこうと思います。

 

スクリプト

催眠音声の作製と異なり、通話催眠は現実世界と同様の時間で進んでいます。

スクリプトを読んで、気に食わない部分を読み直す等はできませんし、一発勝負的な面があります。

施術者側からすれば、これはなかなか大変なことです。

一度やろうとしてみればわかると思いますが、スラスラと文字を読むことは存外な故に大変なものです。

(要練習、であるのは間違いありません)

一方、被施術者側からすると、前もってどのような催眠にかけてもらえるのか、わかりませんから

これは所謂、「関心」の部分に効いてくるわけです。

また、被施術者の好みや要望を伝えることもできるわけですから

ワクワクしていくのも当然ですよね。

 

 

・音響

催眠音声は、効果音、音楽、エフェクト、なんでもありです。

しかし通話催眠は普通に話しているだけですから、なかなか音響効果を入れるのは難しいです。

(マイクで言えばダイナミック、コンデンサ、ピン等色々御座いますので、調べてみるのも面白いかもしれません。)

通話催眠では、何気ない息遣いやホワイトノイズと言った、暗示以外の要素が多く入ってきます。

もしかすると、犬の声や車の音も、入ってくるかもしれないですね。

ただ、それを心地よいと感じるのか、不愉快だと感じるのかは人それぞれだと思います。

細かい事にこだわりすぎても、肩に力が入りすぎてしまいますから

ふわふわと聞き流していくのが、良いと思います。

 

 

・関心

施術者と被施術者で相互交流があるのが、通話催眠の最たる特徴だと思っています。

催眠音声ですと、少し覚醒状態から目を覚ました時に、話すことは殆ど無いですもんね。

自分の状態を話して、その状態に合わせて更に深化や覚醒をして頂いたりすることもあります。

誘導から深化、覚醒までのパターンが全く同じ。ということはなかなかありませんし、その分少し、楽しいわけです。

人と催眠をして、落ちたり気持ちよくなったりするのは、催眠音声にはない、楽しみの1つだと思います。

 

 

・信頼

最後に、信頼についてです。

催眠音声は言ってしまえば、一人ですることですので信頼関係も何も、あったもんじゃありません。

相手も、自分も、常に気分が乗っているわけです。

しかし、通話はまた、少し違ってきます。

人と人ですので、そう単純には行きません。

施術者被施術者間でしっかりとコミュニケーションが取れているか
お互いが素直に話せているか、話し方から、些細な事まで。

これは本当に人ひとり、個人の捉え方や考え方の問題ですので、なんとも言えないところです。

ただ、催眠音声を長く聞いている人程、もしかすると通話催眠等でもうまく掛かれるかもしれません。

(私個人の話になりますが、大体いつも催眠に掛かっています。)

こればっかりは、体験してみるのが良いと思います。

 

以上の4点が、ざっくり催眠音声と通話催眠をそれぞれ体験して、考えた違いです。

少しでも皆様の催眠ライフに寄与できれば幸いです。

 

 

追伸

1.
折角催眠を掛けてもらって楽しんでいるので、この楽しみを他の人にもぜひお分け出来れば良いとおもうのです。

 

2.
催眠に掛かる、ということはお互いの信頼で成り立っています。意識を全く手放して、もうなすがまま、どうにもならない。

心の底から全てを受け入れるようになる。ということは個人的に大変難しいと思っています。

どうか、催眠というものを「意思に関わらずココロの奥底まで覗かれて、個人の領域が踏み荒らされることだ」と、思わないで頂けると嬉しいです。(実際、そのようなことはないのです)

如何に上手な施術者様であっても、お互いに踏み込んで良い領域の認識、マナーやモラルや発言から感じられる人間性等と言った、複雑な、複数での信頼関係が無ければ成立しないのが、催眠です。

(催眠音声は作品選びの段階でこの点はある程度パスしている、と言えばしています)

難しく考えてしまうとキリがないので、自分の考える催眠状態、というものをぼんやりとでも、持てるようになると良いのかもしれません。

 

更新分

加えて言いますと、施術者側には大きな責任があります。

人の難しい部分を担う技術ですので、嫌な思い出や嫌なイメージ

そういったものを確実にしてヒアリングしつつ、実施する必要があります。

嫌な言葉を使って誘導されたら、気持ちが嫌な感じになってしまいますからね。

 

自分の落ちやすい、好きなイメージを使って誘導をしている、もっと落ちて欲しい。

と言えば聞こえ自体は良いのですが

被施術者は自分自身ではないのです。その人が好む、大切にする、受け取りやすい

そういった言葉を探して適切に使ってください。

お互いに、しっかりコミュニケーションをとって下さい。

被施術者の方も、こういうのは嫌だ。という件はしっかりとお伝えしたほうが、良いはずです。

いつもの決まったルートで、自分にとって良いルートで、とならずに。

少し、お話してそういうところもちゃんと詰めたほうが、きっとお互いに楽しいはずです。

 

不快な気持ちや催眠に対しての不信感を

どうかお与えにならないようだけ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

今後は
・施術時のポイント、注意事項

についても、書く予定です。